過去の慰霊祭 第六回 2018年
2018年(平成30年)7月28日
日米戦没者慰霊祭:於・アデラップ、グアム政府知事庁舎公園(アサン村)
地元民犠牲者慰霊祭:於・チュグニアン(ジーゴ村)
解説:靖國神社斎主岡本真人禰宜・祭員山本悠介宮掌の元、杉田水脈衆議院議員、アサン村村長らが参加しました。
三田徳明雅樂研究會による舞楽「蘭陵王」、中川正秀正道館
師範による空手を演納した後、代表者による玉串奉奠、参列者全員による献花(白菊)が行われ、「海ゆかば」が流れる中、御霊に祈りを捧げました。当日は祭典の様子をPacific Daily News が取材し、記事にしています。また午後にはチュグニアンにて地元慰霊祭も斎行致しました。
PACIFIC DAIRLY NEWS
https://www.guampdn.com/picture-gallery/news/2018/07/27/the-guam-world-war-ii-peace-memorial-service/37167515/
「風化させない」ためには何をすればいいのか 代表世話役・芳賀建介
今年も大東亜(太平洋)戦争戦没者慰霊祭の日がやって参りました。戦没者の慰霊祭を有志と始めて今年で6祭目、神社落成2年目になります。この春神社創建をきっかけに「戦争を風化させない会」を正式に発足しました。会の趣旨は先人が真摯に向き合った祖国愛と人類愛をいかに受け継ぎ生かし、「風化させない」ためには何をすればいいのか、それをいかようにして後世へ継承していけるかを語り合う集まりで、その志をご報告するのがグアム慰霊祭です。
今年から例祭と定められた慰霊祭ですが、昨年は日本の有志の他に地元から米軍人や政府要人それに一般からの参加が目立ちました。いつの日か洋の東西を問わず鎮魂慰霊所として様々な人々が一つにまとまり例祭が継続されていくことを希望しています。公園局職員によりますと神社には日々多くのツーリストが訪れるそうです。鎮魂神社がグアムの観光名所の一つに発展していくのを願ってやみません。それがご英霊の喜びに繋がると信じています。
さて、20年近く共に慰霊塔や戦跡を掃除し神社、慰霊碑創建に尽力し、慰霊祭を支えてこられた服部章氏が先月在グアム40余年を経てご帰国されました。80を超えてなお意気盛んな方でしたが東京に残されたご家族から帰国を促され決断したそうです。服部さんは誠の憂国の士です。ご遺骨収集と慰霊祭に積極的に情熱を傾けておられた同志がグアムにいなくなるのは寂しい限りですが、今後は日本でそれまでの体験を活かしてご指導下さるそうで期待しています。
日米戦没者慰霊祭:於・アデラップ、グアム政府知事庁舎公園(アサン村)